2011/01/15

オンライン上の泥棒退治

オンラインショップにおけるカードの不正利用。
いわばオンライン上の泥棒だ。

昨今、不正利用の増加から、日本クレジット協会が対策に乗り出した。

今までは、カード番号と有効期限のみでカード決済ができたが、今後は、

・セキュリティコード(カード裏面に記載)
・本人認証(3Dセキュアなど)

のチェック機能をシステム側にもたせていくとか。

しかし、この対策の費用負担はショップ側になる。

このままでは普及するわけない。

なぜなら、
①不正利用が起きているのは大手ショップ中心で、全体から見れば数%程度。
②楽天などモールに出店する場合は対策不要
③システム対応には数十~数百万の費用がかかる

泥棒の被害が一度も無いのに、「お宅のカギを二重にしてください。費用は自分で出してください」って言っているようなもの。

補助金を出すとか、一部カード会社が費用負担するとかしないかぎりは難しいのではないか。
そもそも楽天など大手モールが先陣切って対応し、業界スタンダードを作るべき。

2011/01/11

電子書籍にモノ申す

昨今、ニュースを騒がせている電子書籍。
明日、満を持してドコモがサービス開始するとか・・・・

さて、本が大好き読書が趣味のユーザとして、3つモノ申したい。

①そもそも本を読む習慣のある人は何割いるの?
 →自分の記憶の限り、本を読む人は多くても5割は行っていないはず。せいぜい2~3割程度ではないか。電車に乗って本を読んでいる人の比率はそれぐらいだろう。

②Webでブラウジングするのと何が違うのか?
 →横書きと縦書きの違いだけじゃないの。本には画像がないのが殆ど。だったらWebでブラウジングさせればいいじゃない。

③沢山データが保存できて何が嬉しいの?
 →読むスピードに限界はあるぞ。1,000冊保存できたとしても読むのに何年かかると思ってんの。年100冊読むのだって相当大変だぞ。それでも10年かかるぜ。

読書は紙の匂いと質感、手触りがあるからこそ楽しいんだ。
絶対に電子書籍なんて読む気はしない。

ということで、電子書籍が普及する日は来ないと見る。

最後に一つ。
横文字とか短縮言葉が大好きな日本人なのに、なんで「電子書籍」って堅苦しいの??
どうせなら「サイバーブック」とかにすれば良かったのに。これもダサイけど・・・
そのうち「電書(でんしょ)」って呼びだすやつがいるんだろうな~。

2011/01/09

『懸賞』とかけて『政治家の公約』と解く

世の中には懸賞が数多ある。

購入の方に○○名抽選でプレゼント、とか、アンケートに答えると抽選でプレゼント、とかいろんな種類がある。
『無料でもらえる』という消費者心理をくすぐり、購入などの行動を起こさせる、いわば、馬の目の前にニンジンぶらさげインセンティブ戦略である。

でもこの懸賞の類い、この世の中で非常にしっくりこないものの一つである。

というのは、本当にプレゼントを送っているのか誰にも分からない。当選者の発表は、商品の発送をもって、としているからだ。10,000名に当たる、と言っておきながら、本当は5,000名かもしれないし、全く送っていないかもしれない。

中学の頃、とあるゲーム雑誌のプレゼント応募をしたら、なんと一番上の賞が当選して、雑誌に名前が掲載されたことがある。
商品は当時は話題だった『メガドライブ本体』
しかし、一カ月待っても二カ月待っても送られてこない。
不思議に思って、雑誌社に電話してみたら、予想もしない返答が返ってきた。
「あの~、本体は品切れなので、他のものでもいいですか~」みたいなふざけた返答。
頭に来たので母親に頼んで文句を言ってもらったら、その担当者はあえなく納得して、結果としてきちんとメガドライブは送られてきた。
しかし、こちらから電話しないでいたら、商品は一生送られて来なかったかもしれない。
昔は当選者の氏名が雑誌などでは公開されていたが、最近は個人情報の絡みもあってか、「商品の発送をもって」に変わってしまった。
これだと本当に当選させているのか?と疑ってしまうのである。

『○○名様にプレゼント!!』と、告知の時だけは大々的に公表しておきながら、その結果は全く公表されない。何とも納得のいかない、しっくりこない、尻切れトンボなのがこの懸賞というシステムだ。

投票前には大々的に告知しておきながら、結果をきちんと公表しない、まさに政治家の公約と同じシステムである。

2011/01/06

マックとユニクロ

今日の日経で、とても興味深い、対照的な記事が出ていた。

<マクドナルド 売上高最高に>
<ユニクロ 売上高5ヵ月連続マイナス>

業界は違えど、共にデフレの象徴であり、牽引役であったマックとユニクロ。

マクドナルドは単価引上の戦略に転じ、前期売上最高値5,427億に。
安い価格で顧客を十分に引きつけておいて、値上げに転ずる。
ただし、単なる値上げではない。
巧みな商品戦略における単価アップなので、顧客は値上げとは思っていない。
試供品モデルに似ているが、戦略のタームは超長期である。
おそらく5年の長期戦略で、「手軽さ」から「上質さ」への転換を図ったと思える。
顧客は(自分含め)まんまとマクドナルドの戦略に引っかかったのだ。

一方、ユニクロはというと、商品戦略の転換に失敗したのか?
同じ戦略は長く続かない、という教訓そのままだ。
ユニクロは「上質さ」への転換を図っていくのか?
はたまた「手軽さ」の土俵で戦い続けるのか・・・
いずれにせよ、過去のようにユニクロは必ず挽回してくると個人的には思う。

マックもユニクロも、長い目で見れば悪い時期もあったが良い時期もあった。
これからもその波を繰り返すのではないか。
まさに山あり谷あり、果敢な挑戦もする。人生そのものを見ているようで、実に親近感が湧く企業だ。

今後の2社の展開が楽しみである。

2011/01/01

2011年のはじまり

あけましておめでとうございます。

なんとこのブログ、1年3カ月も放置していました。。。

さて、今日は元旦です。元旦に仕事が無いのは実に・・・5年ぶりです。
といっても家で寝正月、子どもとwiiのドンキーコングにはまった正月でした。

さて、今年の目標はブログを頻繁に書こうと思います。
前からいろいろ言われてはいますが、最近読んだ本にも「言語化」は思考を定着させるので、活用すべきと書いてあったからです。
日々の気づきを言語化し、関連づけて、共通点を探し、再定義することによって、思考を鍛えることが出来ます。

まずは今年一発目。

大晦日はなんでどこ行っても混んでるんでしょうか?
ガソリンスタンドでは洗車待ちの行列。
スーパーは年末の買い出しで大渋滞。

大晦日に混むのは分かっているのに、なぜみんな前の日に行くとかしないのでしょう?不思議ですね。
この大行列、ラーメンの行列に似てますね。
混むの分かっていながら並ばざるをえない、日本人って行列が好きっていいますよね。
混んでいても、大晦日に洗車して、大晦日に買い出しをする。 この行為こそが大事なんでしょうか。
だから混んでいてもあきらめざるを得ない、そう、美味しいラーメンを食べれるなら、行列も厭わない。
そんな状況なんでしょうかね。

でも、私自身はあまのじゃくな方なので、わざわざ混んでいる時に買い出ししたり洗車したりしません。
ラーメンは大好きなので並びますが、許容範囲外の行列には並びません。せいぜい10人以下ですね。

と、いうことで、今年はいろんな現象について考えていきたいと思います。